キリコ雑記(profile/アトリエはこちら

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06/12/25(月)
息子は今までジーンズを嫌がって履いたことがありません。 
多分、最初のあのゴワゴワ感が好きではなかったのでしょう。
しかし、最近、「ぼく、ジ−ンズ欲しい。来年のぼくのテーマはジーンズなの」と言い出しました。
何でも彼が作ったお話(それで、学校で友達と遊ぶのだそうです)の主人公がジーンズを着ているので、彼もそういうファッションに変えたいらしいのです。
テーマって、あんたはパリコレかい!
来年に向けてチラシも作っています。一緒に遊ぶ友達に配ると言って、いろいろスキャンさせられてカラーでプリントアウトさせられます。 
インクが減る………。


06/12/23(土)
イギリスの小学校は親が送り迎えをします。(親ができないときは他の人に頼んだりします。)
なので、毎日学校に行くのが日課です。
ある日、お迎えに息子の小学校の校庭に足を踏み入れたとき、向うからものすごい勢いで喧嘩をしている兄弟がこちらに向かってやって来ました。 
あとで、息子に聞いたら、上のお兄ちゃんが六年生、下の弟が三年生だということですが、口げんかではなく、ケリや引っ張り、殴りが入るフィジカルな喧嘩。
「ちょっと、落着きなさいよ」と声をかけたものの、もちろん激昂している彼らは聞いちゃいません。
周りにその子たちの親か、先生を探しましたが、生憎見当たりません。
ママ友のひとりが見兼ねて、校庭から歩道に出て行く兄弟を止めようとついて行きました。
上のお兄ちゃんが弟の腹にかなり強くケリをいれたので、彼女はその子に、「おやめなさい!!」と思わず怒鳴ってしまいましたが、お兄ちゃんは彼女に非常に失礼なことを言い返しました。
そのあと、歩道の向うの方に彼らの父親を見つけました。
彼女は蹴られた弟を心配して、そのことを彼に話しておこうかとどうかしばらく考えましたが、あまり親しいわけでもないので、結局止めて、その日は帰りました。
それが金曜日のことでしたが、明けた月曜日、お迎えに行った彼女に一人の先生が何やら話し掛けて来ました。
むっとした面持ちの彼女に、「どうしたの??」と聞くと、「先週の喧嘩、覚えてるでしょう??あの上の子の方があとで父親に、私が彼をつかんだ、って言ったんで、父親が学校に報告したのよ。へたすると私は逮捕されるかもしれない」とのことでした。 
逮捕というのは大袈裟ではなく、そういうケースもありうるのです。
子供のプロテクションが発達しているイギリスならでは、という言い方もできますが、日本でも最近ありましたよね。
子供に注意した男性が、「脅し」ということで逮捕されたとかなんとか。
もちろん、彼女は喧嘩を止めようとして怒鳴ってしまったが、指一本触っていないということを先生に説明しましたが、翌日、やはりお迎えに行くと、そのお兄ちゃんの方が先生に向かって彼女の方を向いて何か言っています。 
かなり、嫌な感じだったので、彼女はそのあと、学校にやって来たお父さんのほうに、説明しようと声をかけると、「時間がないんで」とお父さん校舎の中にさっさと入ってしまいました。
これもまたかなり嫌な感じでした。
何かややこしいことが起こったら、私はその場で見ていた証人になるからね、と約束しましたが、これじゃうっかり子供の喧嘩も止められません。
ほっとけということでしょうか??
もちろん、お父さんは息子からしか情報を聞いていないので、そういう報告を学校にしたのは仕方ないと思いますが、頭に来るのはその息子です。 
喧嘩を止められたときは興奮しているのでむかっぱらを立ててもしょうがないかなと思いますが、のちのちまでも、彼女を糾弾するような態度には、怒るというより、「何で??喧嘩を止められてそこまで逆恨みするか??」と不思議です。
自分の息子が喧嘩に入っているわけでもないのに、止めようとしたのは、単に彼女が人に親切だったからなのです。
納得できません。
今のところ、警察沙汰にはならないようですが、私も喧嘩を止めるときは触らないようにしようと思いました。
いや、止めないかも。
その場にいない親が悪い、ってことでほっとく、そんな世の中になってしまっていいのか??と悩みます。


06/12/19(火)
息子がズボンの裾を引きずって(パンツというと、イギリスではアンダーウエアの方だと思われます。イギリスではトラウザー。でも、日本ではズボン??今、一般 的に何という?)いたので、「ほら、引きずってるよ〜」と、くいっと上に引き上げたらウルトラ怒られました。
腰履きしているつもりなのでしょうか??
ゴムゴムのズボンなのに。
「クール」かどうかが気になるお年頃になってきたらしいです。
歩きながらタッパーに入れたおせんべいをおやつに食べさせていたら、「あ、これ、後で食べる!!!」と慌ててしまうので、「なんだ??」と思ったら、お友達のお兄ちゃんがいました。
おせんべいが恥ずかしいのかな??と思ったら、おせんべいを入れていたくまちゃ んのタッパーが恥ずかしかったらしいです。
赤ちゃんぽいもの(それは息子が赤ん坊の頃から使っていたので確かに赤ちゃんのものだったのですが)も「クール」じゃないのでありました。


06/12/12(火)
東京からBBCの招聘で友達のミュージシャンがやって来ました。
招待を受けて、夜9時からのコンサートでしたが、夫がベルリン出張中だったので、家に残して行くわけにも行かず、息子を連れて出かけました。
バリトン・サックス10人編成のステージです。
ときどきボーカルも入るのですが(その際は、もちろん、ヴォーカルの人はバリトン・サックスを演奏できません。噴き語りは難しいですね)、ボーカルの歌う「バリトン、トン、トン」という妙な歌を息子は気に入り、その後度々、口ずさんでおりました。
それを聞くと、誰もジャズのコンサートに行ったとは思わなかったろうな、と思いました。


06/12/7(木)
NY日記 7

今日は帰る日です。
飛行機は夜なので、朝食のあとにパキングを済ませて、荷物を預け、夫の従兄弟とその娘にまた会うことにしました。
待ち合わせはチェルシーのダイナー。
夫の従兄弟が好きな店ということです。
「ここは肉体労働者からリッチなビジネスマンから、ありとあらゆる客層が来るんだよ」というのが彼がその店が好きな理由です。
ロンドン育ちの彼にとってそれがたまらなくおもしろいとのこと。
そういえば、ロンドン、階級によって行く店がけっこう決まってたりします。
そのうち、息子と息子の又従従姉妹が連れ立ってトイレに行きましたが、奥のトイレのほうを見ていた夫が「あ、有名人がいるよ」と教えてくれたの
で、そちらを見ると、いました!!
有名人!
サラ・ジェシカ・パーカーです。
お店に入ってくる時にお店の人と話していたということなので常連さんなのかもしれません。
ニューヨーカーは全く騒いでいませんでした。
セレブは放っておくのがニューヨーク流??
お店の外で、「みたみた有名人〜!!」と小躍りする私を見て、息子は「マミイはその人のこと見ただけだけど、ぼくはその人に見つめられてにっこりと笑いかけられたよ」と威張っていました。
サラ・ジェシカ・パーカー、って顔が長いというイメージがありましたが、実物はそんなに長くなく顔も小さく、もっときれいでした。
そのあと、ワシントン・スクエアに行き、子供をそこの児童公園で遊ばせましたが、以前旅行で来た時にはそんなものの存在には全く気がつきませんでした。
ひとしきり遊ばせた後、夫の従兄弟が「カフェに行こう」と連れて行ってくれたのが、チョコレート・バー。
「マックス・ブレンナー」というその店は昔の薬屋さんみたいなクラッシックな棚にカカオが飾ってあったり、ガラスのフラスコの中でチョコがぐるぐると練られたりしていて、ちょっとハリー・ポッターのコルドロンの授業の実験室みたいな雰囲気もあり、そしてメニューはチョコしばり。そして、デザインもかわいい。
というわけで、子供の子供をくすぐりまくり。
息子の又従姉妹嬢はヒュージ・チョコレート・シリンジというでっかいお注射でチョコを口に注入して御満悦。
息子は日頃食べさせてもらえないマシュマロ(禁止しているわけではなく私がマシュマロ嫌いなので買わないだけ)の入ったメルティング・マシュマロ・クレープを前ににこにこ。
店もクラッシックな作りになっているので。大人ももちろん大丈夫。
カップなどもこの店独自のデザインでかわいいです。
カプチーノを頼んだら、チョコのパウダーではなく、板チョコがついていて、それをカプチーノのカップのみぞに合わせて動かすと渦巻き状のパターンができます。
この店、ロンドンにはありませんが、オーストラリアのガイド・ブックに載っていたのを思い出し、検索してみたら、オーストラリア、アメリカ、シンガポール、フィリピン、イスラエルで展開されているようです。(創業者はイスラエル出身でイスラエルで始まったらしい)
もうすぐ、日本やイギリスにもやって来るのかもしれません。
もう、日本の大手商社と話がついてたりして。
私はこのマックス・ブレンナーで早お昼としてスープを頼んだのですが、量が大きくしかも味が濃すぎて、あまり食べられませんでした。
まずいというより「濃い」。
今までなかった感覚です。
なんでだろう?
日本に作るなら、この「濃い」味はまずいよ〜と勝手な心配をする私。
今回、NYの食事はあまり口に合わない感じで残念でした。
はずれるときもあるのよ、おいしいものもあるはず、自分を慰めました。



クレープ

メニュー


カプチーノ。
カップのみぞに合わせて動かすと…>>


>> 渦巻きのパターンができます

ホットチョコレート


drink-me


ヒュージ・チョコレート・シリンジ

食べ方


06/12/2(土)
NY日記 6

本日は朝食の後、自然史博物館(Natural History Museum)に行きました。
絵本の「ひとまねこざる」のジョージが恐竜の模型を壊してしまうシーンを覚えていらっしゃるでしょうか??
私の自然史博物館のイメージはそれです。
恐竜のセクションがとても充実していて、何故恐竜が滅びたか?という短い映画もやっていたのですが、ナレーション、やけにムードのある人だなあと思ったら、メリル・ストリープでした。
行きの飛行機の中で息子がUnfortunate Event(これは日本で公開になったでしょうか??レモニー・スニケットというアメリカ人の作家による児童文学で、孤児が何度も何度も不幸な目に合う話で欧米では非常に売れています。映画にもなり、一番最後のクレジット部分がものすご〜く美しい。悪役でジム.キャリーがすばらしい演技)と、「プラダを着た悪魔」を見て、両方ともメリル・ストリープが出ていたので、なんだかNY三部作的な気持ちになってしまいました。
自然史博物館に隣接してできたローズ・センターは宇宙関係を扱っていて、自然史博物館から入ります。ここは私は初めてでした。
こちらのビッグ・バンの映画はロバート・レッドフォードがナレーション。豪華ですね。
以前、掲示板でも話題になった宇宙食が売っていました。クリスマスプレゼント用に、アイスを数個購入。
そのあと、息子をセントラル・パークで放し飼いにし、少し運動をさせました。
セントラル・パークにはすでにアイス・リンクが作られ、見た目も寒そうです。
NYはロンドンよりもずっと寒かったので、できれば屋内のカフェで暖を取りたいところでしたが、見付かりません。
ふるえながらテラスでうすいカプチーノを飲んでいたらトイレに行きたくなりましたが、カプチーノを屋外のテーブルに残して行くのはなんとなく怖いので、スタンドの人に「このカプチーノ、預かって!!」と渡してトイレに行きました。
ちなみにこれは元ロシアのスパイがロンドンで毒殺された以前の話です。
疑り深い性格でしょうか??スタンドの従業員が敵だったら、預かってもらっていてもなんの役にも立たないのですが。
この日は、ジョン・ゾーン(シニカルの映画の音楽を作ってくれた人)のコンサートがコロンビア大学内にあるミラー・シアターで行われ、私たちはそれを観に行くことになっていたので、アッパー・マンハッタンにいる必要があったので、その辺から離れないようにうろうろしていたら、変なお店があったのでそこに入りました。
お店の名前は「シュレンマー・なんたら」(すみません。2つの名前の組み合わせなのですが、後半思い出せず)。
日本でいえば「王様のアイデア」的、ちょっと面白かったり変わっていたり便利だったりする品物を扱っており、小物もありますが大物もあります。
心引かれたのは、ガラスの球体に藻と小さな海老が入っており、何もしなくてもその中で循環していくというNASAの開発したもの。
なんか、もっといい言葉が合ったと思いますが…..誰か教えて。
NASA,けっこうおもしろいものをいっぱい作りますよね。アリの巣とか。
そして、夫が気に入ったのはマッサージチェア。
日本の温泉に行って、マッサージ・チェアがあると絶対座るし、絶対「ほしいな〜」と言います。
あれば、パンフレットも取って来ます。
そのマッサージ・チェアはそれほど巨大ではなく値段も比較的手頃だったので、お店の人に詳細を聞いていましたが、そのお店はアメリカ国内しか販売 しないので、イギリスの流通業者を見つけた方がいいと進められていました。
今回、アメリカの方がロンドンより物価が安いので買い物したいな〜とちらっと思いましたが、スケジュールがタイトで体調も良くなかったので、私の買い物は全くできず。
しかし、移動の途中で息子の買い物をしました。お店はG●P。ロンドンにもある店なのでおもしろくはないのですが、でもさすがに値段は安かったです。
ポンドの値段がそのままドルになった感じです。半額とまでは行きませんが40パーセント引きくらいでしょうか?
そして、一緒にコンサートを見るミュージシャンの友達、モリ・イクエちゃんとクシル・ジャ(HPの作品の「その他」を参照)と待ち合わせているチャーニーズ・レストランに向かいました。
が!!!
ない!
あるべきところに店がない!! 
夫がその辺の別のレストランに飛び込んで訪ねると、とっくに無くなってしまったとのこと。
どああああ。
クシル・ジャは遅れてくることが分かっていたので、イクエちゃんに連絡を取らなくてはいけない〜と思いましたが、私たちはケータイを持っていません。
ドラマのアメリカ人はみなケータイを持っているので、もしかしたら公衆電話などもう存在しないかも!!!と焦っていたら、けっこう近間に見付かりました。
さっそく、イクエちゃんのケータイにかけると、通りの向う側からイクエちゃんがケータイで話しながら歩いてくるのが見えて、一件落着。
待ち合わせの店をきめるとき、そのコロンビア大学周辺(エリアはハーレムになります)の情報がガイドブックに乗っていなかったので、ネットでコロンビア大学周辺を探して見つけた2つの店のうちの一つこの無くなった店でした。
なので、もうひとつの方の店に行くことにし、イクエちゃんのケータイでクシル・ジャのケータイに連絡してもらいました。
そういえば、ケータイはイギリスではモーバイルと言いますが、アメリカではセルというのですね。
スラングかと思っていたら、JFKでも「セルのスイッチを切って下さい」と書いてあったりしてびっくりしました。
もうひとつの店で食事が終わる頃にロシアから到着したてのクシル・ジャ登場。彼女はダンサーなのですが、ウィレム・デフォーの劇団に参加してロシアツアーを終えて帰って来たばかりなのでした。
5人でミラー・シアターに向かいました。
今日のコンサートはジョンが「マッカーサ−賞」というのをもらったのを記念するもので、本邦(アメリカだから邦は??)初公開の作品がほとんどだったのですが、
曲調はわりとノイズ系というか大きめの音。
なのに、うちの息子は席についたとたん眠りだしました。眠るのはいいのですが、いびきもかき出したので、夫も大慌てで鼻などを摘んでいましたが、1セットで息子を連れ帰ることを決意。
私だけ2セットに残ることにしました。
他のお客さんにこの大音響の中眠るなんてすごいね〜と感心されました。