キリコ雑記(profile/アトリエはこちら

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07/12/22(土)
うちのボイラーのタイマーが変だったので、水回りをカバーする保険を使ってプラマー(ヒーターとか、水回りに何か合ったら頼みます。配管工っすね)に来てもらったら、タイマーが壊れているので新しく注文しなくてはだめとのことでした。
なので、そのプラマーがタイマーを注文して、2週間ほどしてそれが来たら取り付けに来ると言う算段。
2週間ほど待っても音沙汰がないので、保険会社を通じて催促。
その後、そのプラマーがうちにやって来て言うには、「泥棒が入ってパソコンなども盗まれてしまったので、もう一度うちのボイラーのタイマーの型番を調べに来た」とのこと。
めちゃくちゃ怪しい。
泥棒が最近入ったのなら、とっくに注文はもう先方に届いていてパソコンは盗まれたとしても、うちに来るべきタイマーはすでに手元にあるはず、か、すぐに来るはず。
泥棒がもっと前に入ったのなら、もっと早く「泥棒が入って必要な情報を盗まれたので」とうちに型番を見に来るはず。
そのままにしていたな、というのが私の推測。

それから2週間ほど経過したが、また音沙汰がなかったので、夫が又保険会社を通じて様子を聞くと、あとで電話すると言われ放置されたことが2〜3回。
怒った夫が抗議の電話をすると、なんだかうちのために緊急対策チームが編成されたとのことで、頻繁に電話がかかってくるようになりました。
「プラマーに連絡したがまだ注文したタイマーが来ないのでまた明日連絡する。」
という内容の電話をほぼ毎日いただきました。
連絡はマメになったがなかなか進展がなかったところ、「タイマーが来たのでプラマ−が火曜日に取り付けに行く」という連絡がその対策チームから。
おお、やっと進展があった!と喜んでいると、同じ日の少しあと、また対策チームの別の人から、「プラマーから連絡があったか?」と聞かれ、「いや〜、あの、あなたのところの別の人からその連絡は来たけど、プラマ−本人からはない」と伝えたところ、「ではプラマーから連絡させます」と言ってくださいました。
しかし、そのあと、チームの別の人から又電話があり、「火曜日にプラマ−が行きます」という連絡。
なんだか効率悪いぞ、君ら。
でも、まあ、マメに連絡だけはくれる努力をしていることは認めましょう。
火曜日の時間を聞くと、当日の朝、プラマーが電話していつくるかを言ってくれるということでした。
火曜日当日、電話を待っていると、電話はなく突然本人がやって来ました。
段取りと違う!!
で、家にいた夫が対応に出て、「ひょえ〜」とすぐ戻って来たのでわけを聞くと、
「間違ったタイマーを注文してしまったので帰って行った」そうです。
役立たねえ!!
なんのためのチ−ムなんだか。文句を言う人用の仕事しているふりのチーム?
今年中にはタイマーの取り付けは期待できないと踏みました。
タイマーが壊れていると、セントラルヒーティングがつきっぱなし状態なのです。
しくしく。


07/12/21(金)
ロンドンでは和食がブームなのでしょうか?
新しい店がどんどんできます。
うちはタイムアウトという情報誌を定期購読しているのですが、レストランガイドで★が6つというレストランが出現。タイムアウト初めて(私たちが読み始めてから)のことです。で、さっそく予約。
すると翌週、今度は日本レストランが★6つをまた獲得しました。
「これも行ってみたい?」と夫が私によこしたタイムアウトの記事をチェックしていると、「さといものあんかけ 16ポンド」ところで引っ掛かりました。
「あぶりとろ」が7ポンドです。
(メニューはちゃんとSatoimo AnkakeとかAburi Toroとか書いてあります。)
Chilian Sea bass (チリ産シーバス)が15ポンドなのは許せましょう。イギリスでは肉よりも魚の方が高いのです。
でも、どうしてさといものあんかけがとろより高い???
16ポンドと言ったら、レストランのメインのレベルです。
よっぽど盛りがいいのか??
材料だってそんな高いとは思えません。さといもはYamと言う名でこちらでも似たようなものが買えます。
日本からの空輸でしょうか?
でも、さといものあんかけに3300円とか出しますか?
私は出さない!
その様子を見て夫は「行きたくないんだな」と判断したようでした。
もちろん、ロンドンの日本レストランが高めなのはしょうがないのですが、なんというか、さといものあんかけのポジションに納得できない私です。
一応体験として行ってみるべきだろうか??
「さといものあんかけ」を頼まなきゃいいことか?
それとも、やはり頼んだ上で批判すべきか?
トリュフとか散らしてあったりして。
「さといものあんかけ」で悶々とする私です。


07/12/17(月)
先日BBCで「Hitler’s favorite Royal」というのを見ました。
ヴィクトリア女王の孫のチャールズ・エドワードに関するドキュメンタリー番組で、このチャールズ・エドワード・レオポルド・ジョージ・アルバート・オルバニー公(以下C・E省略)は生まれる4ヵ月に父親が亡くなったので、オルバニー公として生まれ、「お前は自分のことよりも家のこと、国のことを考えなければいけないよ。」 と言われて育ちました。

彼が14歳のイートン校の生徒のとき、伯父(ビクトリア女王の次男)の長子がピストル自殺、そしと伯父も亡くなり、ドイツのサクソン・コブルク・ゴ−タ公位が空になってしまいました。このドイツのサクソン・コブルク・ゴ−タの家はビクトリア女王の夫、アルバートの実家であり、ヴィクトリア女王の母親もそこから出ています。
ぶっちゃけ、イギリス国王といえど、ここんちはドイツの家系なのでした。
ヴィクトリア女王はその家系をつぶしたくなかったので、自分の孫の誰かにその家を次がせようと決心。で、C・Eにドイツに行くように要請しました。
C・Eは「ばあちゃん、おれはイギリスに忠誠を尽くしたいよ」と拒否しましたが、「あんたが忠誠を尽くすべきはイギリスの前に女王である私にだよ。」と嫌がる孫を無理矢理ドイツにやりました。

C・Eはお城をいくつも持ち、広大な地所を持つサクソン・コブルク.ゴ−タ公となりましたが、今までイートンでぼんよよよ〜んと楽しくやっていたのに、ドイツのきびしい軍隊に入れられてハードな生活を送りつつ、でもがんばってドイツ人になろうとしました。そして、ドイツのお姫さまと結婚しました。
なのに、第一次世界大戦勃発。ドイツ人からは敵国人扱い、イギリスでは裏切り者扱いをされ、イギリスでの公位もはく奪され、息子も戦争で失いました。
また、ロシアで従兄弟のニコライ二世も殺され、ドイツも貴族制度を排し共和国となったため、ドイツでの公位もはく奪。住居としていたコブルクの城に住み続けることは許されましたが、他の城や地所は没収。無冠の人となりました。
ヴィクトリア女王が亡くなったとき、他の王族は爵位を表わす勲章などをつけていますが、彼だけ軍服でヘルメットを被った姿で式に参列。女王の孫なのに。

そんな彼に近付いたのはヒットラーでした。ヒットラーはサクソン・コーバ・ゴータの城にC・Eに会いに行き、C・Eはヒットラーをサポートすることを同意。公式にイギリスを訪れ、プリンス・ウェールズ(のちのエドワ−ド8世)に戦争でドイツ側につくようにと説得。しかし、ミセス・シンプソンとの結婚問題でエド ワード8世は退位し、弟のジョージ6世(現エリザベス二世の父)が即位。思惑ははずれ、第二次世界大戦でイギリスとドイツはまた戦うことになりました。

ドイツが負けて、C・Eは連合軍に収容所に入れられますが、子供の頃からの仲良しの妹が夫と友にイギリスから彼を助けに来たとき、彼はごみためで食べ物をあさっていたそうです。ナチスに協力したことで裁判で有罪になりましたが、高齢であることで解放され、でもすでに収容所で癌になっていました。1952年、サクソン・コーバの町の映画館でエリザベス二世が即位するニュースがかかったとき、 自分以外の親族がそこに参列しているのを見て、泣いたと言います。
自分のベッドを「ここだけがイギリス」と言ってた彼は2年後にそのベッドで亡くなりました。
「ばあちゃんの言うことを聞かなければこんなことにはならなかったのに」とか思ったのでしょうか。
エリザベス女王はいまだかって、そのコブルクというドイツの小さい町を訪れたことはないとのことでした。

鬼のようにかわいそうでした。
運命に流されるってこういう人生なのでしょうか??
私は小娘の頃、人種を超えて混ざってしまえば戦争などなくなるのではないか?と考えておりました(そういう考えで国際結婚したわけではもちろんないのですが)が、ロイヤルファミリーのメンバーであっても、こうなってしまうのです。
大甘だったことを思い知りました。


07/12/10(月)
日本人だったら何となく不得手なチップ。と言い切ってしまっていいのかどうかはわかりませんが、毎回「なんだかな〜」と思う私です。
サービスに対してお金を払うという概念があまりないじゃないですか、日本は。
だから、ものすごくサービスがよくても、それほどでなくても、12.パーセントくらいのチップを払ってしまう私です。
イギリス人の夫の場合は、細かいのがなかったらある小銭だけ置いて行くとか、便宜を計ってくれたら少し大目に払うとか、もっと臨機応変。
一度、子連れでローマに行ったときにレストランでけっこうひどい扱いを受けたのに、やっぱりきっちりチップを払ってしまって、あとで落ち込んだこともありました。

そんなガイドブック方式のチップの基準に従う私がチップを払わずにカフェを出る、ということがありました。
小銭はいっぱいあったので、11ポンド32ペンスの勘定書に対して、40ポンドもらおうと50ポンド札1枚と1ポンド硬貨と32pを出しました。
すると、何故か小銭が混じっておつりが返って来ました。
お札がなかったのか??と数えてみると20ポンド札と5ポンドと2ポンド硬貨ひとつと1ポンド硬貨ふたつ。
おつりを持って来たおねえさんに「あのー、50ポンド札と1ポンド硬貨と32pを払ったんだけど〜」と勘定書を見せると、「???ああ〜」とうなずいたので、間違いに分かってくれたのねと思い、お姉さんが正しいおつりを持って来てくれ るのを待ちました。
しばらくたって、お姉さんがやってくる様子がないのでお店の中を見回すと、おねえさんは別のテーブルで注文を取っているではありませんか。

お金のことなので、時間がたってどんどん曖昧になって行ったら困ります。
私がその金額に対していくらだしたのかはそのお姉さんしか知らないわけだし。
しかも足りない金額は、払うべき金額とほぼ同じで、二倍ぼったくられた感じです。
途方に暮れた様子が伝わったのでしょう。
別のお姉さんがやってきて「どうかしましたか?」と聞くので、おつりが間違っていることを伝えると、そのお姉さんはさっさと処理をして「混乱したようでごめんなさいね」と正しいおつりをくれました。
この時点で私はものすごく怒っていたというわけではありませんでした。
また、間違いは誰にでもあることだから、間違ったこと事態はそんなに怒ってはいませんでした。
でも、すぐ処理をしてくれなかったのはひどいなと思ったので、「一大決心」をしチップを払わないことに決めました。
ここで払ってしまったら、通常チップを払っているサービスに対して「申し訳ない」 と思ったからです。

最近イギリスでは勘定書きにすでにサービス料金が入って出てくるところが増えています。
そういう場合はサービスに納得しなかったら、サービス料を引いて払ったりしなければいけないのだろうか?などと未だ起こらぬ戦いなども想定しつつ、 ちょっとどきどきしながら「チップを払わないことを見とがめられたりしないだろうか?」などと考えてカフェを出る自分をとっても「日本人」だと思いました。