アテネ日記 4

中央市場に行きました。タコやイカが多いのはさすがに地中海です。
このあとは、さらに歩いて国立考古学博物館へ。アテネは大体歩いてどこにでもいけます。
国立考古学博物官にはアガメムノンのマスクと呼ばれる黄金のマスクがあります。
アガメムノンはトロイア戦争に出てくるギリシア勢の総大将です。でも、発掘されたのちにいろいろ調べたらどうやらアガメムノンのものではないことが分りましたが、名前はまだアガメムノンのままです。
我が家が今回のギリシア旅行のために、各自それぞれトロイア戦争関係の本を読んで勉強して行きました。
このアガメムノンの家系はものすごくどろどろですさまじいです。
アガメムノンはトロイア戦争から帰ってくると自分の妻(クリュタ イムネストラ_彼女は元々トロイア戦争の元となった絶世の美女ヘレネの姉か妹。アガメムノンはヘレネの夫メラネーオスの兄か弟)と従兄弟のアイギストスに殺されます。そしてアガメムノンとクリュタイムネストラの息子オレステスが父の復讐のために、今度は自分の母と母の愛人を殺しますが、それ以前に、このアガメムノンの家系アトレウスが、昼メロなど爽やかに感じるくらい、これでもかというかどろどろ(カニバリズムあり、近親相姦あり)です。
話変わってこの国立考古学博物館は地下にカフェがあり、中庭があります。
中庭に彫刻類があるのですが、普通大理石の彫刻は後世に他の目的に使われて、実はあまりの残っていないそうです。
ここにある彫刻はどうやって現在に残ったかというと、難破船から引き上げられたということです。
御覧になると分ると思いますが、海の中で地面にのめり込んでいた部分はきれいに残っていて、水にさらされていた部分は劣化しています。
古代、彫刻を船で送ろうとしたときに、船が沈み、しかし、難破したことで一度は失われた彫刻そのものが、現在、よい保存状態でこうして博物館に残っている、ということがなんとも面白く感じます。
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